傷つくのが得意
大学院の前期課程を修了した
しょうもない6年間だった
途中、生きるための燃料が切れて人生の方向を変えかけたが、結局のところそんな度胸などなく、なんとか持ち直してへらへら生きた
自分という人間のしょうもなさを身をもって知るための数年
帰りのバスでやるせなくて泣いた
色んなことが間違っていた
けどまあこれ(こういう身体、こういう頭、こういう人生、こういう全て、そのしょうもなさ)で、つとめて正常に、フラットに一個ずつやるしかないんだよなということを、何度も、何度も頭の中で反芻しながら、時々唸りながら、それでもやるしかない
全部意味ないと思う
自分には意味のないことが、他人にとっては光っていて意味がある
そういうことがずっと悲しかったことにまた久々に気づいて悲しかった
家事をして、寝て、明日はちょっと出掛けて、好きな本を読みたい
本当は誰のことも嫌いになりたくない